長編– category –
-
【ネタバレ】タコピー最終回で考えるカウンセリング
人を助けたいと思った時、私達は自分の得意分野を活かして相手に働きかけようとします。だからタコピーもハッピー道具を使ってシズカちゃんを助けようとします。しかし本当に重い苦しみを抱えた人は、そのような他からの働きかけによって助けられるとは限らないのです。 -
「風の歌を聴け」考察⑦・三番目に寝た女の子はなぜ自殺したのか
彼女の自殺を「僕」との関係のせいかどうかを判断するためには、「僕」側の要因だけで考えるのは片手落ちです。だから「嘘つき!」で終わる会話だけではなく、彼女について語られたそれ以外の場所も吟味する必要があるはずです。 -
「風の歌を聴け」考察⑥・鼠はなぜ「嘘だと言ってくれないか」と言ったか
初めて二人の意見がはっきりと対立するシーンがあります。鼠が「嘘だと言ってくれないか」と言うシーンです。 -
「風の歌を聴け」考察⑤・縮まらない距離
噛み合わない会話はこの小説を特徴づけるものの一つです。鼠とのやり取りもそうですし、「嘘つき!」で終わる「仏文科の女の子」とのやり取りもそうです。 -
「風の歌を聴け」考察④・「僕」が観た夢の意味
「風の歌を聴け」には27章に「僕」の観た夢が記述されています。 -
「風の歌を聴け」考察③・『小指のない女の子の元カレは鼠だった』説について
ちょっと衝撃的なので、前回の記事には書かなかったのですが、小指のない女の子の元カレは鼠だったという説があります。 -
「風の歌を聴け」考察②・なぜ「僕」は小指のない女の子の部屋に泊まったのか
「僕」と「小指のない女の子」との関係は、彼女がジェイズ・バーの洗面所に倒れていたのを「僕」が介抱するところから始まります。 -
「風の歌を聴け」考察①・「僕」がついた唯一の嘘とは
34章には「仏文科の女の子」に「僕」が「嘘つき!」と言われるシーンがあります。 -
村上春樹「風の歌を聴け」考察
村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」は、一読しただけでは、なんのストーリーも読み取れないような、まとまりのない小説です。実際、この小説のあらすじを教えて欲しいと言われて、すぐにそれに応えられる人はほとんどいないのではないでしょうか。 -
人生相談考察
この記事では、ニッポン放送(ラジオ)で50年間続いているテレフォン人生相談の内容の中から実例を挙げて相談者と回答者のやり取りを考察していきたいと思います。 -
「傷つく」ということ
気持ちの表現はしばしば逆説的です。 たとえば、「私は怒ってるよ」と言ったとき、人はそれほど激しくは怒っていないことが多いのです。全く怒ってない場合さえあります。 「傷つく」という表現もそうです。 人は自分の心が傷つくと「傷ついた」と言ったり... -
夢占いと夢分析の違い -説明編-
はじめに ここでは夢についてかなり綿密に語りますが、私自身のカウンセリングでは、夢を一度も話されない人もいますし、夢を話される人であっても毎回ではありません。夢を話していただくのは、忘れようとしても忘れられないような夢を見た時や、そこまで... -
受け入れがたい現実(エッセイ)
電車内での光景 ちょっと遅目の出勤で電車に乗っていた。 電車が都会の大きな駅に停まると、70歳くらいの男性と女性が乗ってきた。乗り込んだのは女性が先で、男性はその後に車椅子を持ち上げて乗り込んできた。座席は空いておらず、女性はつり革を持って...
1